世界中で注目の的!”筋膜”ってなに?
2017年8月5日

筋膜リリースをする前に、筋膜をイメージしてみましょう!
今世界中で注目の的「筋膜」。
聞いたことはあるけれど、いったいどこにあるの?どんな役割なの?どうして今注目されているの?
そんな疑問にお答えするべく、千葉県のカリスマ柔道整復師、石橋整骨院院長の石橋翔太先生に聞いてみました。
①そもそも、筋膜ってなに?どこにある?
(石橋委員長)筋膜とは、筋肉、いわゆる骨格筋を覆っている膜です。
はいシンプル!少し解説しますと、私たちが良く知っている大腿四頭筋とか上腕二頭筋とかそういう”筋肉を包んでいる膜”のこと。
でも実は、それだけではありません。
筋肉は筋肉の中にまたみかんの房のような筋組織があり、またその房の中にみかんのつぶつぶのような筋組織があります。
それらすべてが膜で包まれていて、それも筋膜といわれます。(下図参照)

私たちに馴染みのある大腿四頭筋、上腕二頭筋を包む筋膜はこの図で言うと筋外膜。
みかんの房にあたるのが筋周膜で、みかんのつぶつぶを包むのは筋内膜です。
筋肉の外も中も筋膜だらけ、ということですね。
筋膜は一枚のシートと言われるほど。カラダ中に存在し、つながりあっているのです。
②筋膜は弾んで、みずみずしい。
筋膜はどんなものでできていると思いますか?カサカサして硬いものでしょうか?
(石橋院長)筋膜は水分やコラーゲンといった成分で構成され、健康な場合、性質としては弾性に富んでみずみずしいものです。
百聞は一見に如かず。筋膜を見てみましょう。



画像参照元:vidéo fascia ostéopathie
いかがでしょうか?イメージしていたものと同じでしたか?
カラダ中に張り巡らされた筋膜は、英語でwebとも言われています。
また筋膜は”水分”の宝庫。本来、非常にみずみずしく美しいものです。そして、弾むような弾性に富むとても元気な組織なわけです。
③なめらかな動きは、筋膜のおかげ。
みずみずしく、弾むような弾性をもつ筋膜。私たちのカラダではこんな役割があります。
(石橋院長)筋膜は周辺組織との摩擦を減らす役割を担っています。
また、筋膜は周辺組織と繋がっている為、運動時においては他の筋組織と連動した動きを作り、滑らかな動作を可能にしています。
ひとつは、組織同士の摩擦を減らす、まもる役割。
もうひとつは、組織同士を滑らせ、なめらかな動きをつくる役割。
特に今、なめらかな動きをつくる役割が注目されています。
④動きづらさは、筋膜の”癒着”のせい。
私たちのカラダの内部をまもりながら、なめらかな動きを作り出す筋膜。
一方で、時に感じる動きづらさやカラダのコリや痛みは、実は筋膜が○○した結果だったのです。
(石橋院長)筋膜の内部で水分量や血行が悪くなる事で膜が硬くなり、動作における連動性が失われてしまうと、運動に支障が生じることがあります。
みずみずしく弾性に富む筋膜は、長時間同じ姿勢でいることにより癒着します。そしてその癒着はカラダ全体を一枚のシートのように覆う筋膜の一部をひっぱり、動きづらさを感じるのです。
その癒着が何十時間、1日、3日、1週間…と蓄積することでコリや痛みとなって顕在化するのです。
いかがでしょうか?筋膜についてイメージができたでしょうか?
次回は癒着した筋膜によって動きづらさや痛みを感じるようになったカラダをどうケアしていけばよいのか。いよいよ筋膜リリースについてみていきましょう!

今回お話を伺ったのは、千葉県八街市にある予約の取れない整骨院。
石橋整骨院院長の石橋翔太先生。